春はすぐそこまでやってきているようで、最近は天気の周期が短くなってきています。そんな3月が始まったばかりの今日、葉山のイタリア(シチリア)料理レストラン「ピスカリア」にランチに行きました。
こちらのレストランでは幸野果の生産者でもある大原さんのショウガを使ったジンジャーエールを提供されており、以前からとても気になっていました。
レストランは一軒家で外観は比較的こじんまりと落ち着いた感じです。クルマで行きましたが、よく見ていないとひょっとしたら通り過ぎてしまったかもしれません。
窓際のテーブルに案内され、パスタランチコースとパスタをお魚に変更したランチコースを注文しました。もちろんジンジャーエールも忘れてはいません。天気も良くて暖かく、窓際のテーブルということでビールも飲みたかったのですが、クルマなのでさすがに・・・。
料理を2人でシェアすることにしたので前菜からパスタ、メイン(お魚)と普通のパスタランチコースよりもアップスケールな感じです。
6種類出てくる前菜はどれもおいしいのですが、個人的にはカポナータとカリフラワーのフリットがとても良かったです。カポナータは野菜の甘み、旨みが凝縮されてます。またとても軽く揚がったフリットはどれだけでも食べられそうでした。
マグロのカラスミを使ったリングイネは菜花(たぶん)のざく切りとからめられていて春らしいパスタでした。またハナダイの香草蒸し焼きは身がちょうど良い塩加減で、身もしっかりしており、オリーブオイルを少したらして食べるととてもおいしかったです。
最後に妻がデザートに頼んだカンノーリも、カリっと揚がった生地にクリームは間違いない美味しさでした。
で、本題のジンジャーエールです。ひと口飲むとショウガをとても感じます。
ピスカリアのジンジャーエールに使われている大原さんのショウガは沿に中太と呼ばれるもので、一般的にスーパーなどで売っている大生姜に比べて辛味が強いのが特徴です。グラスにはその辛味の強いショウガを超みじん切り的に細かくしたものが入っています。
様々な香辛料と糖類、ショウガを煮出したジンジャーシロップを炭酸水で割ったものとは異なります。甘すぎず、とてもフレッシュで、ショウガの辛味が前面に出ていて爽やかです。大原さんのショウガはその香りにレモン感(レモングラス感)があり、それが爽やかさを一層高めているように思います。
ピスカリアの出雲シェフは出来るだけ自然な形で栽培された野菜、有機農法や化学肥料や農薬を使わずに栽培された農産物を料理の素材に使用されているとのこと。ジンジャーエールに大原さんのショウガが使われているのも、大原さんの栽培ポリシーが出雲シェフの素材選びのポリシーに合致しているからです。
同店オリジナルのこのジンジャーエールには常連のお客様のファンも多いとのことで、大原さんのショウガとは異なる別のショウガでつくると、その味の違いを指摘されると言います。
ピスカリアのジンジャーエールは甘さ控えめでショウガの辛味が効いており、今までに飲んだジンジャーエールでは経験したことのないフレッシュさと爽やかさを楽しめました。春めいてきた気候の中、窓際のテーブルやテラスで飲むのにはピッタリの飲み物だと思います。ただもう少しおおきなグラスで出していただけると嬉しいのですが・・・。
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